中学受験塾【小學舎広島】からのお知らせ

広島の難関中高一貫校を目指す小学生のための塾【小學舎】
本の紹介
ブログをご覧の皆様、こんばんは。理系担当の増田です。阪神ファン繋がりということで大倉先生からバトンを受けましたが、広島カープのファンばかりが集うアウェイの地で、まさかこんな突然に禁断の秘密をばらされてしまおうとは夢にも思っておらず、動揺を隠せないでいる今日この頃です。

とまぁ冗談はともかく、第2回まとめテストも終わり、生徒の皆さんも一息ついていることだと思います。勉強のしすぎでちょっとリラックスしたいなぁと思ったとき、サラサラっと読めて気分転換できる本をご紹介したいと思います。


『少女』(双葉文庫)―――
今、旬の作家さんの作品なので、ご存じの方もいらっしゃるかもしれません。そう、『告白』で本屋大賞を受賞し、映画化され一大ブームを起こした湊かなえさんの著者2作目の長編ミステリーです。デビュー作ほど売れなかったみたいですが、前作同様、あっという間に読み終えてしまい、爽快さを伴う絶妙なラインの恐怖感でまとまっていました。

ストーリーをかいつまんで説明すると…

高2の夏休み前、由紀と敦子は転入生の紫織から衝撃的な話を聞く。彼女はかつて親友の自殺を目にしたというのだ。その告白に魅せられた二人の胸にある思いが浮かぶ――「人が死ぬ瞬間を見たい」。由紀は病院へボランティアに行き、重病の少年の死を、敦子は老人ホームで手伝いをし、入居者の死を目撃しようとする。少女たちの無垢な好奇心から始まった夏が、複雑な因果の果てにむかえた衝撃の結末とは?

というお話です。
さすがamazon。見事なまでに簡潔に紹介してくれてますね(笑)


とにかく、要は面白いということです。気になる謎が山ほどありすぎて、そう簡単に読書を中断することを許しちゃくれないんです。明日仕事だからもう寝なくちゃと電気を消しても、本の続きが気になって気になって寝付くことができず、結局枕元の電気スタンドの明かりを灯し、いつまでもページを捲る羽目に陥ります。なんせページを捲っても捲っても、なかなか終わらないっていうか、最後の3ページまで「真実」が分からないんですから…。

最後の最後で、伏線が次々と回収されていく様は、「マジで?!」
思わず10代後半の若者言葉が口から飛び出していくほどの衝撃でした。

巧い!巧すぎる!!
こんなに絶妙にエンディングを迎えさせる湊かなえはさすがだなーとしばらく余韻にひたっていました。

ってことで、次回のバトンは、五日市校の生徒たちにとってなくてはならない存在となっている、五日市の父こと、中田先生にお願いします♪
| 中学受験塾 |
| 01:29 PM | comments (x) | trackback (x) |


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